覚醒剤5億円分製造できる薬物を隠し持っていた男に有罪判決

覚醒剤の原料となる薬物を隠し持っていたとされる男に対し、大阪地裁は有罪判決。自宅に止めた車の中に液体状の薬物「t-BOC・メタンフェタミン」約14.5キログラムを隠し持つなどした。
近畿厚生局麻薬取締部は、この薬物に簡単な化学処理を加えることで覚醒剤を製造することができ、今回摘発された液体だと7.8キログラム、末端価格約5億円分の覚醒剤が製造可能。17日の判決で大阪地裁は「液体を知人から預かり覚醒剤製造依頼に安易に応じた」とした一方で、「被告人は覚醒剤を使用したことはなく、液体の成分すらわかっていなかった」として、懲役3年執行猶予5年を言い渡した。

2018年08月18日