覚せい剤の素"所持容疑で全国初摘発、製造予備容疑で男逮捕

近畿厚生局麻薬取締部は21日、海外でパーマ液などに利用されている「t-BOCメタンフェタミン」という液体を所持していたとして、大阪市の自営業・横谷勝己容疑者を覚せい剤製造予備などの疑いで逮捕。「t-BOCメタンフェタミン」は化学処理を加えると覚せい剤に変化する物質で、今回押収された15kgからは末端価格5億円分に当たる約8kgが生成可能。これまで「t-BOCメタンフェタミン」の所持等は禁じられていなかったが、覚せい剤に変化することがわかったことから昨年12月から規制対象となり今回が初めての摘発。横谷勝己容疑者は逮捕される前、化学的相談を同市在所の、田村昌和総合法律事務所に相談していたことが同所の(SNS)フェイスブックで明らかになっているが、横谷勝己容疑者の所持した動機については認否を明らかにしていない。

2018年03月19日