不正薬物密輸 麻薬・危険ドラッグの摘発急増

東京税関成田税関支署は、成田空港での去年1年間の不正薬物の密輸状況を公表。去年1年間の不正薬物の摘発は88件で、押収量は前の年より5割ほど少ない約78キログラム。摘発件数の5割を占める覚せい剤は前年より減少した一方、去年摘発が1件だったコカインが8件摘発されるなど麻薬の密輸は摘発件数、押収量とも大幅に増加。指定薬物として規制の対象になっている危険ドラッグの「RUSH」も前の年に比べて件数・重量ともに10数倍と急増。薬物を隠す手口は食品缶詰の中に液状の麻薬をすり替えて入れるなどより巧妙化していて、成田税関支署では水際での監視を強化。

2019年03月04日